かつてウナギが売れない時期に「土用丑の日」とつけてイベント化して大成功したことがありました。これはキャッチコピーの力といわれています。ただ、土用丑の日の時期はウナギの旬ではないそうです。
また、バレンタインデーは古代ローマのヴァレンティヌスさんが2月14日に命令に背いて結婚して処されたか何かで、この日には大事な人に贈り物をすることになったそうです。というおおまかな意図は共通しているのですが、チョコが登場するのは日本のお菓子メーカーのキャチコピー戦術の成功例だそうです。
このように、キャッチコピーの力は絶大で、実際どのようであろうと人はついつい気になってしまいます。私も土用丑の日にはスーパーでウナギ弁当買いますし、2月に入るとソワソワします。
治療院とキャッチコピー
肩甲骨はがし、骨盤矯正、〇〇整体、、整骨院をやっていますと、いろいろな“それっぽい”言葉に出会います。
もちろん、肩甲骨はがしは体内の肩甲骨を実際に引っぺがすことではなく、骨盤に対して歯のようにワイヤーをかけて矯正する骨盤矯正もありません。あくまでもキャッチコピーです。
「肩こっているから肩甲骨はがしってのをやってくれ!」と、初回からご注文をいただくことがあります。相談を多くいただくので当院でもこういった単語を活用していますが、当院ではお身体の状態をご自身で何となくでもご理解いただいてから施術を提供するようにしています。だって、言葉には聞くけどよくわからない…という施術をいきなり受けるのって、効果を聞いていない薬を飲むのと似たようなものじゃないですか??
白洲整骨院の骨盤矯正
前置きが長引きましたが、今回は当整骨院での骨盤矯正のお話しです。
便宜上この単語を院内掲示やホームページで出していますが、“骨盤矯正術”のような一撃技はご用意していません。即効性の高い「バキッ!よし入った!」といったものは扱っていないので、そういった施術をご希望の方はすみません。その部門に強い院を知っていますので、ご紹介することはできます。
骨盤矯正をご希望の方は、身体のゆがみが気になっていることだと思います。ゆがみの原因は多様ですが、骨盤周辺の“筋肉”に原因があることも多いです。姿勢の左右差が続くと、筋肉の緊張具合も左右で差ができます。骨は筋肉に引っ張られているだけなので、骨にも影響があり、その結果、姿勢を正そうとしてもゆがんでしまいます。つまり、通常のフォルムがゆがんだものになる。というわけです。
それを正すには筋肉から。白洲整骨院では、骨盤周りであれば脚、お尻、背中、お腹、関係する筋肉を幅広く診させていただきます。そのため、施術にはそれなりのお時間をいただきます。そして、一度癖のついた筋肉はそう簡単に変わりません。施術は数回にわたります。長時間を1回より、短時間を数回をおススメしています。
骨盤矯正は保険適用?
残念ながら、身体のゆがみは整骨院で保険治療をすることができません。自由診療となります。
「え?でもあそこの院は保険で安くやってくれたよ?」というご意見をいただくこともあります。保険適用の可否の判断は各先生の判断にゆだねられる部分が多いです。
ですが他の症状、ぎっくり腰や家事中での急な背中の痛みといったものは保険適用になる場合があります。その際、原因は左右差だ!となれば、保険適用の部分を治療する中でゆがんでいる部分にも対処することができるかもしれません。
厳密にはゆがみを正すことを目的とした時点でそれも保険外の処置になるので、そこはオプションとしてお財布にやさしめの価格でご用意しています。まずはご相談ください。